2020年11月6日金曜日

共同研究会「都市空間の不確実性と管理:歌舞伎町における管理の両義性と都市理念」を開催しました

2020年11月4日に以下の研究会をオンラインで開催しました。

【日時】:2020年11月4日(水)

     15:30~17:00
【場所】:オンライン (Zoomにて開催)
【講師】:武岡 暢 氏(立命館大学産業社会学部 准教授)

【概要】
「安心な街」や「安全な街」。こうしたスローガンは、今日の都市における整備や再開発の中でごく日常的に語られるものである。また、このような理念のもと風俗産業等が集中する歓楽街は、しばしば都市の安全を脅かす潜在的なリスクとして規制や排除の対象とされる。しかし、一方で歓楽街は独自のコミュニティを形成し、自生的な秩序を保つことでこのような規制や排除を逃れ、維持される空間でもある。本研究会では、新宿歌舞伎町でのフィールドワークから歓楽街に見られる社会関係についての研究を行ってきた武岡暢氏を招き、従来の監視や管理とは異なる視点から、現代の都市における安全とリスクが如何なる関係にあるのかについての議論を行う。加えて、昨今の新型コロナウイルス流行におけるクラスター発生源として歓楽街を示す「夜の街」が頻繁に取り上げられたことを踏まえ、昨今の状況についての問題提起をしていただき参加者同士で議論を深めたい。


主催:「都市における不確実性と管理」研究班
共催:関西学院大学 先端社会研究所

ポスター(PDFファイル)