2018年11月24日土曜日

共同研究会「研究するための狡知―フィールドワークから論文執筆まで」を開催します


下記の通り12月8日に院生企画による研究会を実施します。ぜひご参加ください。

【講演題目】:研究するための狡知―フィールドワークから論文執筆まで
【講師】:小川さやか氏(立命館大学先端総合学術研究科・准教授)
【日時】:2018128日(土)13301700(開室は1300から)
【場所】:先端社会研究所 セミナールーム(関西学院大学上ケ原キャンパス社会学部棟3階)
参加無料、事前申し込みの必要はありません。皆様のご参加をお待ちしております。

【概要】
大学院生の頃、教員や先輩たちから「頭が固くなる前にアフリカに行け」「動いているものは数え、止まっているものは測(計)れ」「一点突破・全面展開せよ」などと口癖のように言われた。要約すれば、先行研究によって対象地域の人々の営みをまなざす視座を固定化せず、まっさらな心で地を這うような調査を実施し、その過程で「きらりと光る」切り口を発見し、その切り口に軸足を置いて関連する議論や専門分野の外壁をぎりぎりと切り崩しながら、オリジナルな論を花開かせよという「方法論」である。この言葉を字義通りに解釈し、何も勉強せずに闇雲にデータを集め、きらりと光る切り口を見つけられた、あるいは「これだ!」と信じた切り口が事後に先行研究と照らし合わせて確かに光っていたとしたら、それは偶然/運または個人的な「センス」にみえる。
だが、あたかも偶然の発見やひらめきのように語られるもののなかには「言語化されない」だけで、誰でも実践可能な一連の作業がある。同様に文献の読解やデータの論文化のプロセスにも、ふだんは言語化されないが、多くの研究者が実践している一連の作業がある。本講演では、そうしたプロセスを丁寧に言語化することで、フィールドワークを実施してその成果を論文化する際のヒントを提供できたらと考えている。

主催:「フィールドワーカーのための課題解決のフレームワーク」班
後援:先端社会研究所

2018年11月21日水曜日

共同研究会「社会学は〈わたし〉の不安定さをどう捉えるか」を開催します。

12月1日(土)に立正大学の片桐雅隆先生をお招きして、大学院生の企画による研究会が開催されます。関心のある方は、ぜひご参加ください。
片桐先生のプロフィール https://researchmap.jp/read0060101/

開場:13時30分/開始:14時(終了予定17時)
会場:関西学院大学 上ヶ原キャンパスH-303教室
https://www.kwansei.ac.jp/pr/pr_001086.html

概要
「傷つきたくないし、傷つけたくもない。だからって自分を見失うのはイヤ。
でも“本当の自分”ってどこにあるんだろう――」

ふとした時にこんな考えに襲われることがあるかもしれない。
社会学は、〈わたし〉の中の内なる不安定さをどのように捉える(べき)か。

今回の研究会では、こうした自己の不安定さを「個人化」や「心理化」の過程に位置づける議論を展開した片桐雅隆先生による講演を開催します。
その後、参加者を含めて様々な観点から検討を進めたいと思います。

申し込み・問い合わせ fmk97675アットKwansei.ac.jp(江見克基)
(アットは@)

2018年10月24日水曜日

関西社会学会大会(2018年度)奨励賞

第69回関西社会学会大会において、社会学研究科博士前期課程2年の中村健太さん(「フーコーにおける安全と規律・訓練-空間概念を手がかりに-」)、同じく前期課程1年の渡壁晃さん(「広島はヒロシマにどのように向き合ってきたのか―ヒロシマに関する行事と『生者―死者』の関係性について―」)が奨励賞を受賞しました。詳しくは以下のリンクをご覧ください。

https://www.ksac.jp/2018/08/27/encaward69/

2018年7月1日日曜日

2nd Postgraduate Conference in Japanese Studiesの開催

メルボルン大学アジアインスティテュートとの共催で、2018年6月28日から29日まで関西学院大学上ヶ原キャンパスにて国際会議が行われました。メルボルン大学の小川晃弘先生のキーノートスピーチに続き、関西学院大学からは5名、メルボルン大学からは7名の大学院生による報告が行われました。日本研究を専攻するメルボルン大学の研究者・院生との活発な議論は、社会学研究科の大学院生にとって、貴重な経験となりました。


発表者や報告タイトルは以下のリンクの通りです。
https://www.kwansei.ac.jp/i_asr/i_asr_017116.html

環境社会学会奨励賞の受賞

社会学研究科で博士号を取得され、現在社会学部助教の就いている金大宇さんが『中国ごみ問題の環境社会学——〈政策の論理〉と〈生活の論理〉の拮抗』で第1回環境社会学会奨励賞を受賞しました。選考理由については、以下のリンクをご覧ください。

http://www.jaes.jp/mailmag_a/2018/4401

2018年4月14日土曜日

関西学院大学大学院社会学研究科出身の研究者[未完成版]

関西学院大学大学院社会学研究科出身の研究者[未完成版](学位取得年度または最終在籍年度/現在の所属)


<2000年度~>
圓田 浩二(2001年度/沖縄大学人文学部 教授)
浜田 宏(2001年度/東北大学大学院文学研究科 准教授)
池内 裕美(2001年度/関西大学社会学部 教授)
小杉 考司(2004年度/専修大学人間科学部 准教授)
金菱 清(2004年度/東北学院大学教養学部 教授)
岩本 茂樹(2004年度/神戸学院大学現代社会学部 教授)
石田 淳(2004年度/関西学院大学社会学部 教授)


<2005年度~>
前田 至剛(2005年度/流通科学大学人間社会学部 准教授)
足立 重和(2005年度/追手門大学社会学部 教授)
土屋 雄一郎(2005年度 /京都教育大学教育学部 准教授)
林 怡蓉(2006年度/大阪経済大学情報社会学部 准教授)
山本 早苗(2007年度/常葉大学社会環境学部 准教授)
谷村 要(2008年度/大手前大学メディア・芸術学部 准教授)
岡本 卓也(2008年度/信州大学人文学部 准教授)
山北 輝裕(2009年度/日本大学文理学部 准教授)
加藤 潤三(2009年度/琉球大学法文学部 准教授)
前田 拓也(2009年度/神戸学院大学現代社会学部 准教授)
荒木 康代(2009年度/大阪経済法科大学経済学部 教授)


<2010年度~>
中川 典子(2010年度/流通科学大学サービス産業学部 教授)
前村 奈央佳(2010年度/神戸市外国語大学外国語学部 准教授)
雪村 まゆみ(2010年度/ 関西大学社会学部 准教授)
前田 豊(2011年度/関西学院大学社会学部 任期制助教)
中川 千草(2011年度/龍谷大学農学部 講師) 
白波瀬 達也(2011年度/桃山学院大学社会学部 准教授)

林 幸史(2012年度/大阪国際大学人間科学部 准教授)
稲津 秀樹(2012年度/鳥取大学地域学部 准教授)
松本 隆志(2012年度/関西学院大学社会学部 教務補佐)
中川 加奈子(2013年度/追手門大学社会学部 准教授)
福田 雄(2013年度/東北大学東北アジア研究センター 助教)
金 太宇(2014年度/関西学院大学社会学部 任期制助教)
仲 修平(2014年度/日本学術振興会特別研究員PD:東京大学)


※2000年度以降の後期課程出身者のみ掲載しています。
※未完成版です。追加情報や修正ありましたら社会学研究科までお知らせ下さい。
※社会福祉分野は2008年に人間福祉研究科として独立しましたので上記に含まれていません。