2020年11月6日金曜日

共同研究会「都市空間の不確実性と管理:歌舞伎町における管理の両義性と都市理念」を開催しました

2020年11月4日に以下の研究会をオンラインで開催しました。

【日時】:2020年11月4日(水)

     15:30~17:00
【場所】:オンライン (Zoomにて開催)
【講師】:武岡 暢 氏(立命館大学産業社会学部 准教授)

【概要】
「安心な街」や「安全な街」。こうしたスローガンは、今日の都市における整備や再開発の中でごく日常的に語られるものである。また、このような理念のもと風俗産業等が集中する歓楽街は、しばしば都市の安全を脅かす潜在的なリスクとして規制や排除の対象とされる。しかし、一方で歓楽街は独自のコミュニティを形成し、自生的な秩序を保つことでこのような規制や排除を逃れ、維持される空間でもある。本研究会では、新宿歌舞伎町でのフィールドワークから歓楽街に見られる社会関係についての研究を行ってきた武岡暢氏を招き、従来の監視や管理とは異なる視点から、現代の都市における安全とリスクが如何なる関係にあるのかについての議論を行う。加えて、昨今の新型コロナウイルス流行におけるクラスター発生源として歓楽街を示す「夜の街」が頻繁に取り上げられたことを踏まえ、昨今の状況についての問題提起をしていただき参加者同士で議論を深めたい。


主催:「都市における不確実性と管理」研究班
共催:関西学院大学 先端社会研究所

ポスター(PDFファイル)


共同研究会「アカデミアにおけるジェンダーとクィア・スタディーズ」を開催しました

 2020年10月25日に以下の研究会をオンラインで開催しました。


【日時】:2020年10月25日(日)

     14:00~17:00
【場所】:オンライン(Zoomでの開催)
【講師】:清水 晶子 氏(東京大学大学院総合文化研究科 准教授)

【概要】
「LGBTブーム」なるものが到来し、一見、あらゆるジェンダーが尊重される様になったかに思える今の時代。そのような今の大学の「LGBT対応」の現実とは、果たしてどのようなものであるか、それ自体がもつ意味とはどのようであるか、これらの問題について2015年に一橋大学で起きたアウティング事件等の具体例を交えながら考察した。その上で、ダイバシティの考えが、実は御都合主義的に利用される傾向がある事を、チャンドラー・モハンティやサラ・アーメッドの指摘から確認し、アカデミアの領域でクィアを研究するという事を改めて問い直した。
基調講演ではクィア・スタディーズの第一線で活躍する清水晶子氏にご登壇いただき、上記の内容をご講演いただいた。質疑応答・ディスカッションでは、大学や授業でマイノリティにとっても安全な場はどのように築くことができるのか、外国語学習の際にジェンダーにまつわる問題をどのように取り扱えば良いのかといったこと、マジョリティ/マイノリティという枠組自体をどう設定して考えれば良いのかといった事など、さまざまな論点からの議論が活発に行われた。


主催:共同研究班「ジェンダー研究会」
後援:関西学院大学 先端社会研究所

社会学研究科(大学院)入試説明会

 社会学研究科は、以下の日程で大学院入試説明会を実施いたします。大学院生の生の声もお届けします!

■日  時:2020年11月25日(水)18:30~20:00(予定)

■開催方法:対面・zoom併用 ※どちらの方法で参加していただいても結構です。

■参加申し込み期限:11月17日(火)

詳細は以下のページをご覧ください。

https://www.kwansei.ac.jp/s_sociology/news/detail/109