2020年12月23日水曜日

本研究科院生3名が2020年度「社会心理学会若手研究者奨励賞」を受賞しました.

本研究科大学院生3名が2020年度「社会心理学会若手研究者奨励賞」を受賞しました。


中越みずき(関西学院大学大学院博士課程前期課程2年)

「システム正当化理論の観点から低所得層の政治参加を捉える」


柏原宗⼀郎(関西学院大学大学院博士課程前期課程1年)

受け⼊れ拒否はなぜ⽣じるのか?:Zero-Sumの観点からの検討


水野景子(関西学院大学大学院博士課程前期課程2年)

罰がなぜ協力を阻害するのか?: 社会的ジレンマにおける罰による意思決定変容の検討


社会心理学会ウェブサイトより、研究概要と受賞に際しての講評を読むことができます。

http://www.socialpsychology.jp/award/wakate_2020_2.html

2020年11月6日金曜日

共同研究会「都市空間の不確実性と管理:歌舞伎町における管理の両義性と都市理念」を開催しました

2020年11月4日に以下の研究会をオンラインで開催しました。

【日時】:2020年11月4日(水)

     15:30~17:00
【場所】:オンライン (Zoomにて開催)
【講師】:武岡 暢 氏(立命館大学産業社会学部 准教授)

【概要】
「安心な街」や「安全な街」。こうしたスローガンは、今日の都市における整備や再開発の中でごく日常的に語られるものである。また、このような理念のもと風俗産業等が集中する歓楽街は、しばしば都市の安全を脅かす潜在的なリスクとして規制や排除の対象とされる。しかし、一方で歓楽街は独自のコミュニティを形成し、自生的な秩序を保つことでこのような規制や排除を逃れ、維持される空間でもある。本研究会では、新宿歌舞伎町でのフィールドワークから歓楽街に見られる社会関係についての研究を行ってきた武岡暢氏を招き、従来の監視や管理とは異なる視点から、現代の都市における安全とリスクが如何なる関係にあるのかについての議論を行う。加えて、昨今の新型コロナウイルス流行におけるクラスター発生源として歓楽街を示す「夜の街」が頻繁に取り上げられたことを踏まえ、昨今の状況についての問題提起をしていただき参加者同士で議論を深めたい。


主催:「都市における不確実性と管理」研究班
共催:関西学院大学 先端社会研究所

ポスター(PDFファイル)


共同研究会「アカデミアにおけるジェンダーとクィア・スタディーズ」を開催しました

 2020年10月25日に以下の研究会をオンラインで開催しました。


【日時】:2020年10月25日(日)

     14:00~17:00
【場所】:オンライン(Zoomでの開催)
【講師】:清水 晶子 氏(東京大学大学院総合文化研究科 准教授)

【概要】
「LGBTブーム」なるものが到来し、一見、あらゆるジェンダーが尊重される様になったかに思える今の時代。そのような今の大学の「LGBT対応」の現実とは、果たしてどのようなものであるか、それ自体がもつ意味とはどのようであるか、これらの問題について2015年に一橋大学で起きたアウティング事件等の具体例を交えながら考察した。その上で、ダイバシティの考えが、実は御都合主義的に利用される傾向がある事を、チャンドラー・モハンティやサラ・アーメッドの指摘から確認し、アカデミアの領域でクィアを研究するという事を改めて問い直した。
基調講演ではクィア・スタディーズの第一線で活躍する清水晶子氏にご登壇いただき、上記の内容をご講演いただいた。質疑応答・ディスカッションでは、大学や授業でマイノリティにとっても安全な場はどのように築くことができるのか、外国語学習の際にジェンダーにまつわる問題をどのように取り扱えば良いのかといったこと、マジョリティ/マイノリティという枠組自体をどう設定して考えれば良いのかといった事など、さまざまな論点からの議論が活発に行われた。


主催:共同研究班「ジェンダー研究会」
後援:関西学院大学 先端社会研究所

社会学研究科(大学院)入試説明会

 社会学研究科は、以下の日程で大学院入試説明会を実施いたします。大学院生の生の声もお届けします!

■日  時:2020年11月25日(水)18:30~20:00(予定)

■開催方法:対面・zoom併用 ※どちらの方法で参加していただいても結構です。

■参加申し込み期限:11月17日(火)

詳細は以下のページをご覧ください。

https://www.kwansei.ac.jp/s_sociology/news/detail/109


2020年6月23日火曜日

関西学院大学大学院社会学研究科出身の研究者[未完成版](学位取得年度または最終在籍年度/現在の所属)

社会学研究科で博士学位を取得された方々の所属になります。大学・研究所に常勤として所属されている方のみを記載していますが、これ以外にもさまざまな場所で先輩方が活躍されています。


<2000年度~>
圓田 浩二(2001年度/沖縄大学人文学部 教授)
浜田 宏(2001年度/東北大学大学院文学研究科 教授)
池内 裕美(2001年度/関西大学社会学部 教授)
小杉 考司(2004年度/専修大学人間科学部 教授)
金菱 清(2004年度/関西学院大学社会学部 教授)
岩本 茂樹(2004年度/神戸学院大学現代社会学部 教授)
石田 淳(2004年度/関西学院大学社会学部 教授)


<2005年度~>
前田 至剛(2005年度/追手門学院大学社会学部 准教授)
足立 重和(2005年度/追手門大学社会学部 教授)
土屋 雄一郎(2005年度 /京都教育大学教育学部 准教授)
林 怡蓉(2006年度/大阪経済大学情報社会学部 准教授)
山本 早苗(2007年度/常葉大学社会環境学部 准教授)
谷村 要(2008年度/大手前大学メディア・芸術学部 准教授)
岡本 卓也(2008年度/信州大学人文学部 准教授)
山北 輝裕(2009年度/日本大学文理学部 准教授)
加藤 潤三(2009年度/立命館大学産業社会学部 准教授)
前田 拓也(2009年度/神戸学院大学現代社会学部 准教授)
荒木 康代(2009年度/大阪経済法科大学経済学部 教授)


<2010年度~>
中川 典子(2010年度/流通科学大学人間社会学部教授)
前村 奈央佳(2010年度/神戸市外国語大学国際関係学科准教授)
雪村 まゆみ(2010年度/ 関西大学社会学部 准教授)
前田 豊(2011年度/信州大学人文学部 助教)
中川 千草(2011年度/龍谷大学農学部 講師) 
白波瀬 達也(2011年度/桃山学院大学社会学部 准教授)
林 幸史(2012年度/大阪国際大学人間科学部 准教授)
稲津 秀樹(2012年度/鳥取大学地域学部 准教授)
中川 加奈子(2013年度/追手門大学社会学部 准教授)
福田 雄(2013年度/ノートルダム清心女子大学文学部 講師)
金 太宇(2014年度/関西学院大学社会学部 任期制准教授)


<2015年度~>
仲 修平(2016年度/東京大学社会科学研究所附属社会調査・データアーカイブ研究センター 助教)
山森宙史(2017年度/共立女子大学文芸学部 専任講師)
伊藤康貴 (2017年度/長崎県立大学地域創造学部公共政策学科 講師)
松村 淳(2017年度/関西学院大学社会学部 任期制助教)
矢崎千華(2017年度/関東学院大学社会学部現代社会学科 専任講師)
中野歩美(2017年度/関西学院大学先端社会研究所 専任研究員)


※2000年度以降の後期課程出身者のみ掲載しています。
※未完成版です。追加情報や修正ありましたら社会学研究科までお知らせ下さい。
※社会福祉分野は2008年に人間福祉研究科として独立しましたので上記に含まれていません。

2020年6月19日金曜日

オンライン大学院説明会(2020年6月30日)

社会学研究科では、2020年6月30日(火) 18時30分 ~ 20時00分にオンライン(ZOOM)にて大学院進学説明会を実施します。他大学と比べた関学社会学研究科の魅力、卒業生の進路、奨学金などのサポート制度、さらにはGSSPについても教職員が説明をします。さらには、大学院生による生の声もお届けします。

関学社会学部の学生・卒業生はもちろん、他学部の方、他大学の方のご参加もお待ちしています。少しでも社会学研究科への進学を考えている方は、学年、経歴等を問わず、ぜひご参加ください。

説明会への参加を希望される方は、以下のリンクからフォームにて6月25日(木)までに申し込みをしてください。
https://www.kwansei.ac.jp/s_sociology/event/detail/8

2020年2月25日火曜日

研究成果発表会を無事開催しました

みなさま

2月18日に2019年度の研究成果発表会が終了いたしました。各セッションでの院生達の報告もそれぞれに日ごろの研究への取り組みが感じられるものでしたし、コメンテーターの先生方の鋭いコメントは院生達の今後の研究にとって、本当に有意義だったと思います。

またミニシンポジウムは、普段は先生として接している教員たちの研究者としての姿に触れる貴重な時間だったと思います。

登壇してくださった先生方、本当にありがとうございました。院生達は発表会でのアドバイスを踏まえ、これからも一歩一歩研究を進めていきましょう。

2020年1月9日木曜日

2019年度研究成果発表会

2月18日(9時~17時30分)に、先端社会研究所セミナールーム(社会学部棟3階)にて2019年度の研究成果発表会が開催されます。

博士後期課程の院生による口頭発表、前期課程の院生(希望者)によるポスター発表に加えて、「何でできんねん:大学教員が研究を続けるモチベーション」と題して大学教員が研究を続けるモチベーションについて触れるミニシンポジウムが行われます。

9:00~9:05 開会挨拶(難波功士研究科委員長)

9:05〜10:55 セッション1(コメンテーター:渡邊勉・立石裕二)
1-1 渡壁晃            平和宣言の計量テキスト分析
1-2 岡村こず恵        NPOにおけるボランティアの活動環境に関する基礎調査
1-3 張思宇            中国大気汚染の歴史と現状
1-4 家高裕史        鉄道廃止は地域再生産性にどのような影響を与えるのか?―「生活で用いる交通」としての文脈から―
1-5 楊芳溟            在留外国人の意識・行動変化についての事例分析―スキーマ理論を用いて―

11:00〜13:00 セッション2(コメンテーター:赤江達也・西村正男)
2-1 呉松旆        札幌におけるアイヌ古式舞踊に携わる四団体についての考察
2-2 李軒羽        現代伝説研究の今後の方向性─日本と中国における研究史から─
2-3 三隅貴史        東京圏の祭礼と神輿会
2-4 齋藤幸世        台湾における『台語文運動(Written Taiwanese Movement)』に見る復興と伝承―二つのアプローチの事例より―
2-5 池田佳代        ガバナンス強化とDST:ニカラグア先住民自治区ワスパンにおける3Dマッピングを事例に
2-6 山岸蒼太        障害者解放運動にコミットした視覚障害者の運動/生活経験―ライフヒストリーを手掛かりに―

13:00~14:00 ポスターセッション(随時昼休憩)
水野景子        繰り返し社会的ジレンマゲームにおける意思決定の統計モデリング
袁暁君            ポストメディアに関する身体理論について
多田駆            空間としての路上ライブ―路上ライブをめぐる空間的パースペクティヴの検討―」

14:00〜15:45 セッション3(コメンテーター:倉島哲・Timothy O. Benedict)
3-1 岡いくよ        出産の医療化と医療者のジレンマ
3-2 藤井亮佑        遺品研究の社会学的視座
3-3 加藤仁彦        「人の変容」を捉えるための<ユニット>理論
3-4 江見克基        「コミュ障」・「陰キャラ」・「非モテ」・「ぼっち」をアイデンティティにする人たち―人間関係の困難を生得的な属性に帰属する語りと「こじらせ」のメカニズム―
3-5 松野靖子        福田恆存研究の社会学的含意

15:45~17:15 ミニシンポジウム 何でできんねん:大学教員が研究を続けるモチベーション
ファシリテーター:稲増一憲
登壇者:石田淳・三浦耕吉郎・宮原浩二郎

17:25~17:30 閉会挨拶(佐藤哲彦研究科副委員長)

18:30 懇親会

※    総合進行(金太宇・前田豊)