2019年11月24日日曜日

後期の大学院進学説明会を実施しました

前期に引き続き、11月21日に社会学研究科による大学院進学説明会ならびに、研究科所属の大学院生による進学相談会を開催しました。

どちらも多くの方にご参加いただき、ありがとうございました。今回は留学生の方々を中心に、多くの方にご参加いただきました。

社会学研究科に興味を持っていただき、進学を志望されるみなさまが今年2月あるいは来年度の入学試験に合格し、研究科の一員になる日を楽しみにしています。

2019年8月26日月曜日

共同研究会「社会的支配志向性と偏見との関連:学際研究の視点も含めて」を開催します


904日に院生企画による研究会を下記のとおり開催します。
本研究会では三船 恒裕氏 (高知工科大学) を講師としてお招きします。
研究会のご参加にあたって事前連絡は不要です。皆さまのご参加をお待ちしております。

【日時】2019904() 14001730
【場所】関西学院大学 大阪梅田キャンパス (アプローズタワー14階 1406号室)
【講師】三船恒裕 氏(高知工科大学)
【概要】偏見や差別といった広義の集団間葛藤問題は、社会心理学の黎明期から盛んに研究されてきた。同時に、集団間葛藤問題は政治学や経済学でも扱われている学際的な領域に属する問題でもある。本発表では、社会心理学では古典とされる権威主義的パーソナリティを現代版にリバイズしたとも言える社会的支配志向性という個人差特性に着目し、日本人の偏見との関わりを示した研究を紹介する。特に、社会的支配志向性と公正世界信念が独立に偏見と関連することを示した未発表データも紹介する。また、発表者が行ってきた政治学や経済学との共同研究の内実も紹介する。これらを踏まえ、個人差変数を分析することで得られる知見の持つ意味・意義とその限界に関する点、また、心理学が他分野に対してもインパクトを持ちうる研究となるためにはどうしたらいいかという点について、出席者と議論を行いたい。

主催:社会心理学研究班
後援:関西学院大学 先端社会研究所
【問い合わせ先】  中越みずき e-mail : nakagoshi.m77あっとgmail.com (あっとは@)

2019年7月28日日曜日

KG社会学批評第8号のリボジトリ公開

2019年3月に発行されたKG社会学批評第8号が公開され、Web上で読めるようになりました。

第8号は、以下の四冊についての大学院生による書評論文、リサーチノート、ならびに共同研究班の報告・コラムで構成されています。関心のある方はぜひお読みください。

【書評論文】
石井由香里著『トランスジェンダーと現代社会-多様化する性とあいまいな自己像をもつ人たちの生活世界』(織田佳晃)
片桐雅隆著『不安定な自己の社会学──個人化のゆくえ』(江見克基)
深谷直弘著『原爆の記憶を継承する実践──長崎の被爆遺構保存と平和活動の社会学的考察』(渡壁晃)
北村智・佐々木裕一・河井大介著『ツイッターの心理学』(北川茉里奈)

【リサーチノート】
現代日本における「福田恆存」再考論について(松野靖子)

https://kwansei.repo.nii.ac.jp/index.php?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_snippet&index_id=5598&pn=1&count=20&order=7&lang=japanese&page_id=30&block_id=85

2019年6月27日木曜日

大学院進学説明会を無事開催しました

6月22日に社会学研究科による大学院進学説明会ならびに、研究科所属の大学院生による進学相談会を開催しました。

どちらも多くの方にご参加いただき、ありがとうございました。関西学院大学社会学部の学生、他学部の学生、留学生、社会人など、さまざまな方にご参加いただきました。

社会学研究科に興味を持っていただき、進学を志望されるみなさまが入学試験に合格し、研究科の一員になる日を楽しみにしています。

2019年5月29日水曜日

大学院進学説明会

社会学研究科では、6月22日12時50分~13時20分まで、関西学院大学上ヶ原キャンパスE号館303教室にて大学院進学説明会を実施します。他大学と比べた関学社会学研究科の魅力、卒業生の進路、奨学金などのサポート制度、さらにはGSSPについても教職員が説明をします。

さらには、同日同教室にて13時30分~15時00分まで、大学院生による進学相談会を実施します。こちらは、博士後期課程の大学院生が、研究生活の実態、各種サポート制度の利用法などに関連して、院生の目線で関学社会学研究科の特長・魅力をお伝えします。 また、個別相談の時間を設け、履修している授業、一日のスケジュールや、入試の勉強法など、みなさんの疑問についてお答えします。
 
関学社会学部の学生・卒業生はもちろん、他学部の方、他大学の方のご参加もお待ちしています。少しでも社会学研究科への進学を考えている方は、学年、経歴等を問わず、ぜひご参加ください。

キャンパスマップ
https://www.kwansei.ac.jp/pr/pr_001086.html



2019年5月15日水曜日

KG社会学時評へのリンク

関西学院大学社会学研究科では、2008年月から2011年3月までの大学院GPプログラムの終了後、GSSPプログラムの過渡期において、社会学研究科と先端社会研究所大学院生・研究員のバックアップを受けた自主的な研究活動をKG社会学時評として発信してきました。

しかし、KG社会学批評・GSSPセミナー・国際研究発信・共同研究班・研究成果報告会といった GSSPプログラムの活動内容が定まり、これらをGSSPブログで発信するようになった2019年現在においては、その役割を終えたといえるのでしょう。

ただし、過渡期の重要な記録としてこれを残しておきたいと思います。以下はKG社会学時評へのリンクです。
http://kgu-socgp.blogspot.com/

2019年4月4日木曜日

関西学院大学大学院社会学研究科出身の研究者[未完成版](学位取得年度または最終在籍年度/現在の所属)

社会学研究科で博士学位を取得された方々の所属になります。大学・研究所に常勤として所属されている方のみを記載していますが、これ以外にもさまざまな場所で先輩方が活躍されています。


<2000年度~>
圓田 浩二(2001年度/沖縄大学人文学部 教授)
浜田 宏(2001年度/東北大学大学院文学研究科 准教授)
池内 裕美(2001年度/関西大学社会学部 教授)
小杉 考司(2004年度/専修大学人間科学部 教授)
金菱 清(2004年度/東北学院大学教養学部 教授)
岩本 茂樹(2004年度/神戸学院大学現代社会学部 教授)
石田 淳(2004年度/関西学院大学社会学部 教授)


<2005年度~>
前田 至剛(2005年度/流通科学大学人間社会学部 准教授)
足立 重和(2005年度/追手門大学社会学部 教授)
土屋 雄一郎(2005年度 /京都教育大学教育学部 准教授)
林 怡蓉(2006年度/大阪経済大学情報社会学部 准教授)
山本 早苗(2007年度/常葉大学社会環境学部 准教授)
谷村 要(2008年度/大手前大学メディア・芸術学部 准教授)
岡本 卓也(2008年度/信州大学人文学部 准教授)
山北 輝裕(2009年度/日本大学文理学部 准教授)
加藤 潤三(2009年度/立命館大学産業社会学部 准教授)
前田 拓也(2009年度/神戸学院大学現代社会学部 准教授)
荒木 康代(2009年度/大阪経済法科大学経済学部 教授)


<2010年度~>
中川 典子(2010年度/流通科学大学サービス産業学部 教授)
前村 奈央佳(2010年度/神戸市外国語大学外国語学部 准教授)
雪村 まゆみ(2010年度/ 関西大学社会学部 准教授)
前田 豊(2011年度/関西学院大学社会学部 任期制准教授)
中川 千草(2011年度/龍谷大学農学部 講師) 
白波瀬 達也(2011年度/桃山学院大学社会学部 准教授)
林 幸史(2012年度/大阪国際大学人間科学部 准教授)
稲津 秀樹(2012年度/鳥取大学地域学部 准教授)
松本 隆志(2012年度/関西学院大学社会学部 教務補佐)
中川 加奈子(2013年度/追手門大学社会学部 准教授)
福田 雄(2013年度/東北大学東北アジア研究センター 助教)
金 太宇(2014年度/関西学院大学社会学部 任期制准教授)


<2015年度~>
仲 修平(2016年度/東京大学社会科学研究所附属社会調査・データアーカイブ研究センター 助教)
山森宙史(2017年度/四国学院大学総合研究センター 助教)
伊藤康貴 (2017年度/長崎県立大学地域創造学部公共政策学科 講師)
矢崎千華(2017年度/関東学院大学社会学部現代社会学科 専任講師)
中野歩美(2017年度/関西学院大学先端社会研究所 専任研究員)


※2000年度以降の後期課程出身者のみ掲載しています。
※未完成版です。追加情報や修正ありましたら社会学研究科までお知らせ下さい。
※社会福祉分野は2008年に人間福祉研究科として独立しましたので上記に含まれていません。

2019年2月19日火曜日

2018年度研究成果発表会を無事開催いたしました

みなさま

さきほど、無事2018年度の研究成果発表会が終了いたしました。各セッションでの院生達の報告もそれぞれに日ごろの研究への取り組みが感じられるものでしたし、コメンテーターの先生方の鋭いコメントは院生達の今後の研究にとって、本当に有意義だったと思います。

またミニシンポジウムは、研究者のキャリアパス、とくに公募についての、なかなか他では聞くことのできない裏話が詰まった貴重な時間だったと思います。

登壇してくださった先生方、本当にありがとうございました。院生達は今日の発表会でのアドバイスを踏まえ、また明日から日々研究を一歩一歩続けていきましょう。

2019年2月3日日曜日

2018年度 研究成果発表会

2月19日(9時~17時30分)に、先端社会研究所セミナールーム(社会学部棟3階)にて2018年度の研究成果報告会が開催されます。

博士後期課程の院生による口頭発表、前期課程の院生(希望者)によるポスター発表に加えて、「研究職へのキャリアパス」と題して大学教員公募の実態について触れるミニシンポジウムが行われます。
 
9:00~9:05 開会挨拶(難波功士研究科委員長)

9:05〜10:55 セッション1
 (コメンテーター:桑山敬己・石田淳)

1-1 中川理季 「支援」から見る同和地区のリアリティ
―京都市いきいき市民活動センターの指定管理者による〈隣保事業的実践〉に着目して ―
1-2 山岸蒼太 視覚障害者の労働観
―『働き方』をめぐる語りの分析―
1-3 齋藤幸世 取り残された台語
―台湾「本土言語教育」と「新移民(新住民)諸語」の事例より―
1-4 楊芳溟  国際結婚をした中国女性の主体性
1-5 張思宇  中国の大気汚染に関する環境社会学

(タイム・スケジュール:15分×5名+総合討論25分+予備10分)

11:05〜12:40 セッション2
(コメンテーター:佐藤哲彦・赤江達也)

2-1 岡本真生  ヴァナキュラー宗教の民俗誌
―集団A会の事例から―
2-2 三隅貴史  神輿渡御の意味をめぐる闘争
―東京圏の町会と神輿会を事例として―
2-3 呉松旆   日本人類学におけるアイヌ研究の歴史的変容
―『人類学報告』と『民族学研究』を中心に―
2-4 孫嘉寧   桃太郎伝説の語り直し
 ―香川の事例から―

(タイム・スケジュール:15分×4名+総合討論25分+予備10分)

14:00〜15:35 セッション3
(コメンテーター:高原基彰・阿部潔)

3-1 松野靖子  保守主義のミクロ・マクロな視点からの時間概念
―排外主義との関係性―
3-2 藤井亮佑  死をめぐる処理の現代的状況
―遺品整理業を事例に―
3-3 加藤仁彦  他者の生き方を変容させるということ
―Oliver Sacksの事例に対するベイトソンのダブルバインド理論による分析―
3-4 奥田絵   大規模公共事業における補償と集落再建に関する考察
―奈良県吉野郡川上村を事例に―

(タイム・スケジュール:15分×4名+総合討論25分+予備10分)

15:45~17:15 ミニシンポジウム
研究職へのキャリアパス
ファシリテーター:鈴木謙介(関西学院大学)
登壇者:谷村要(大手前大学)・雪村まゆみ(関西大学)・奥村隆(関西学院大学)

17:15~17:20 閉会挨拶(佐藤哲彦研究科副委員長)

18:30 懇親会

※    総合進行(金太宇・前田豊)

<ポスターセッション>
12:40~14:00 掲示会場(セミナールーム)

渡壁晃    ヒロシマに関する行事の通時的分析
江見克基   相互行為と労働場面の変化から現代的な劣等感と羞恥の特徴を定義する
北川茉里奈  報道への批判が生じるメカニズムの検討―道徳的基盤に着目して―

2019年1月29日火曜日

共同研究会「問題意識・フィールドワーク・論文作成:その理論と実践」を開催します

下記の通り227日に院生企画による研究会を実施します。参加無料、事前申し込みの必要はありません。関心のある方は、ぜひご参加ください。皆様のご参加をお待ちしております。

2018年度第3回院生企画研究会 
【日時】2019227日(水)14301830(14:00より受付開始)
【場所】関西学院大学西宮上ケ原キャンパス先端社会研究所(社会学部棟3階)セミナールーム
【講師】関根康正氏(神奈川大学アジア研究センター客員研究員)
【講演題目】問題意識・フィールドワーク・論文作成:その理論と実践
【講演要旨】
 人類学者川喜田二郎先生の研究人生をたどることで、人類学的研究をするとはどういうことであるのか、
その具体的な研究過程とはいかなるものかを説明してみたい。研究過程は、問題意識の発見、先行研究の渉猟、
フィールドワークの実践、データの統合、エスノグラフィーの記述などから構成されているが、その過程のうちに
研究者として社会的コミットメントが体現されていることについて確認していきたい。
以下のようなポイントについてお話していく予定である。
1 人類学・野外科学・フィールドワーク・アブダクション
2 「問題意識」発見技法としての写真観察法
3 論文作成の実践的方法:ストリート人類学を事例にして

主催:フィールドワーカーのための課題解決のフレームワーク班
共催:先端社会研究所