2022年1月17日月曜日

共同研究会「私たちが集まるとき誰が周縁化されるか」を開催しました

 2022年1月15日に以下の研究会をオンラインで開催しました。

【日時】:2022年1月15日(土)
     15:00~17:00
【場所】:オンライン (Zoomにて開催・参加希望者は事前連絡要)
【講師】:槇野 沙央理氏(城西国際大学 非常勤)


【概要】日本のアカデミアは2021年を終えようとしている今なお、歪なジェンダー比率を保持し続けており、これは弊学とて他人事ではない。そこで今回は槇野氏を招き、アカデミアとジェンダーの問題を考えたい。槇野氏は、哲学に関心のある初期キャリア女性のための自助グループWOMEN: WOVENの発足者のひとりである。この度の研究会では、その運用の難しさについてと成果や希望についてご講演いただく。具体的には、前者は、資金調達の困難さ、W:Wがシスジェンダー・ヘテロセクシュアル女性にとってのみの場所になってしまわないか、哲学研究者がジェンダー研究に精通していないこと、イベント開催のために勉強が必要であること等について、後者は、さまざまな属性の人々での交流が実現した、個人の声を拾うことができるようになった、参加者の持ち込み企画である読書会を実現できた、読書会の成果として文献リストのような集合知が生まれた等についてである。また、W:Wのような活動をすることが周囲にどのように受け止められ得るかなど、現在のアカデミアにあるアクチュアルな問題についても議論をする予定である。


主催:共同研究班「ジェンダー研究会」
共催:関西学院大学 先端社会研究所

ポスター(PDFファイル)