共同研究班「誕生と死をめぐる生命観の変容」は、下記の要領で、研究会をおこないます。
テーマ:誕生と死をめぐる生命観の変容
内容:現代における誕生と死をめぐる状況は、 さまざまな価値観のなかで転換期を迎えているといえる。 本研究会では、誕生と死に関する通過儀礼などを中心に調査・ 研究を続ける民俗学者である板橋春夫教授をお迎えし、 誕生や死に関する民俗学的知見についてご講演いただく。そして、 看護職の立場を有する本研究班メンバーの体験談を交え、 民俗学や医療の領域における誕生と死の観念を社会学的に再解読す る。それらを踏まえて、この問題に対して、 民俗学や社会学といった学問の立場からどのような貢献が可能なの かについて考えることを本研究の目的としたい。
日時:2017年12月23日(土)14:00〜17:00
場所:関西学院大学 上ケ原キャンパス 大学院1号館 2階209号室
講演者:板橋春夫(日本工業大学・教授)
(講演者紹介)
新潟県立歴史博物館参事を経て、2017年4月から現職。 専門は日本民俗学。筑波大学で博士(文学)を取得。主な著書に、『誕生と死の民俗学』『出産― 産育習俗の歴史と伝承「男性産婆」―』『生死― 看取りと臨終の民俗・ゆらぐ伝統的生命観―』『葬式と赤飯― 民俗文化を読む―』(以上単著)、『日本人の一生― 通過儀礼の民俗学―』(編著)がある。
参加無料・予約不要